第6話:初めて完成させた原稿|富山の漫画家・風水鑑定士:安崎羽美
2022/12/13
こんにちは。
富山で漫画家・風水鑑定士
として活動しております、
運氣アップ創作アドバイザー
安崎羽美(鳴海マイカ)です。
これは、私がOLから転身し、
漫画家として生活できるようになるまでの
数年間の思い出のお話です。
アメブロからの転載+加筆修正となります。
内容的にはアメブロ時代から変わりませんが
初めて見て下さるかたは
お付き合いいただけたら嬉しいです。
【第6話】
初めて完成させた原稿
当時は、まだ現在よりデジタルが普及しきっていない時代でした。
手書き作家さんとデジタル作家さんで
5:5くらいの割合だったと思います。
学校の授業でも、手書き原稿での作業が主流でした。
手書きで原稿を作り上げるのは
とにかく苦労の連続です。
中学生の時に、
ほんの少しだけ触れたことがあるだけの、
慣れないつけペンと
慣れないトーンに悪戦苦闘しつつ、
入学してから約2か月…
課題の合間や家でも黙々と作業を進めながら初めて作り上げた16ページの漫画がこちら。
(笑)
まだマシに見えるページだけ抜粋してみたけど
あまりにも懐かしすぎる&ひどいので、
恥ずかしさを超えて、むしろいろんな人に見て欲しい…(笑)
(こちらは、手書き原稿をスキャンして、文字だけ打ち込んでいます。)
ストーリーは、彼岸花をモチーフに。
病弱な金持ちおぼっちゃまと、
その使用人の少女の結ばれなかった恋を描いたお話です。
悲恋だけどハッピーエンド。
(メリバともいう…)
線はへろんへろんだし、
人物のバランスもめちゃめちゃだし、
背景は壊滅的に下手だし、トーンも雑。
何よりストーリーがひどすぎる!!!
今だからこそ絵も話も破綻しまくっているのがわかります。
でも、
趣味で簡単な漫画を描いたことはあれど、
16ページとはいえ初めて自分で最初から最後まで書きあげた漫画です。
当時の私の全力を尽くした作品です。
達成感はすさまじかった……。
よくやった私!と
当時の私は自分を褒めちぎっていました。
そして意欲にあふれた私は、
この16ページ漫画を東京へ持ち込みに行く事を決意するのです。
続く。